■世界観■

まず率直に簡単に大雑把に単刀直入に適当に言います。
「剣と魔法とモンスター」
ええ、有り大抵に言うとよくあるファンタジーですが、
どちらかと言うと「リアル寄りのファンタジー」(?)
別記の属性相関図に書いてありますが、
「火」や「水」などはエレメンタル属性として認めています。
が、「光」や「闇」などの自然要素に存在しないものは取り除いてあります。
「リアル寄り」とはそういった所で認識してください。


この世界には我々が使う意味での「世界地図」という物が存在せず、
そもそもこの世界で言う「世界」とは、
「自分が知っている地理での範囲内での物言い」になる。
それを念頭に置いておいて頂きたい。

「世界観の説明」と言うと難しいですが、
このゲームにおける「世界」とはほぼ「国」ひとつ単位のこと。
置き換えると「日本はどんな国ですか?」と聞かれ、
それに答えるような流れで簡単に説明していこうと思います。
勿論、全てゲームに関係するかどうかは別ですが…。



◆とりあえず基本的なところ、「衣食住」について◆

▼衣▼
綿花もしくはそれに類似した植物より採取した綿を紡いで衣服を作るのは勿論、
モンスターから剥ぎ取った表皮や鱗、特殊な繊維構造を持った植物より採取した素材も使われる。
一般的な生活から外れ、戦闘に向けた「防具」的な方向になると、
この国はとても発達した製鉄技術を持ち、また同時に魔器学(まきがく)という独自の技術を持っている。
ただの鉄よりも優れた鋼鉄を生み出す技術はそこそこ文明が進んでいればどこで見受けられるが、
魔器学は読んで字の通り、”物”に”魔”を封入する技術で、詳しくは後ほど。
一般的にミスリル(魔法銀)などを採掘以外で手に入れる手段はこの魔器学一つ。
とても高度な技術を要するが、それらを扱う職人が多くこの国に暮らしている。
それ故に、武具の品質は最高峰と言って間違いない。
▼食▼
作物を育て、家畜を育て、山から湧き水を汲んでくる。
淡水や海水ですら魔器学の発達により浄水することが出来るようになっている他、
寒暖の管理を行う施設も建ち並んでおり、暖期も寒期も関係無しに作物を育てることが出来る。
(この世界は四季ほど細かくないが暖期と寒期の2つが不定期に繰り返される)
モンスターを狩って肉を獲得することも無くもないが、鯨を捕ってくるような話で、あまり多くはない。
そもそも旨いのかどうか疑問(物によるらしい)
▼住▼
暖期と寒期が不定期に入れ替わる気候上、すぐに切り替える必要があり、
木造鉄骨問わず基本的に通気が良いが、寒期に入ると戸や窓をふさいだり、
暖炉や囲炉裏などの準備を進める…。
また、種族的に洞窟や木の上、土で固めた住居や植物繊維をからめて作った住居なども存在する。
(ようは皆好き勝手住みやすいようにしている)


◆行政/産業について◆
▼行政▼
政務は民間から代表者を決め、その代表者が集まっての議会政治を主としている。
「議会」…各都市の代表者により行われる
「種議会」…各種族の代表者により行われる
『議会』では法の発案、制定が行われるが実際に法を司るのは『法務庁』になっている。
詳しく話すと長くなるが、基本的に「議会」で物事は進む。
またその「議会」も二院に分かれており、大まかな流れを取り仕切る「本院」と、
本院の内容に対して意見する(いちゃもんではなくより良い方へ導くための)「副院」に分かれている。
▼産業▼
昔から大勢の技術者が住んでおり、独自に開発が進んでいる魔器学も特色の一つ。
他国との貿易はあまり行われておらず、ほとんど国内取引で成り立っている。
昔から現在に至るまで産業に関して常に進歩を続けているが、
その本質は全く変わっていない伝統の物である。
また、数年前からギルド(商業組合)というものが出来てさらに商業は賑わっている。

◆人/文化について◆
▼人▼
この国は、多種族他民族の国である。
大昔はそれこそ争いも多かったが、今ではお互いを尊重し、とても仲良く暮らしている。
人(亜人種)を主として獣人や竜人、鳥人なども多く住み、
とても知能の発達した竜族や獣などは政治に参入する程である。
▼文化▼
一つの国として纏まってはいるものの、その文化は実に多様。
多くの種族にそれぞれの文化があり、お互い認め合い、時には合わさり文化を育んでいる。
種族間でカルチャーショックが多発するのはご愛敬。
それを驚き嫌悪せず興味を持ち、知ろうとする事は子供の頃から皆教わっている。

◆歴史/地理について◆
▼歴史▼
大昔には種族間でのいざこざも多く、争いも頻発していた。
しかし技術者達は皆、揃い揃って工房を閉めてどこかへ姿を消してしまっていた。
自分たちの生み出した技術を戦争に利用されたくないが為に…
それが功を奏したのか、争いはそう長く続かなかった。
最後に大きな争いがあったのはもう20年も昔のこと、
それ以来ずっと平穏が続いている。
今は、果ての分からない世界を知ることを第一としている。
▼地理▼
東西300km南北800km程。だいたい九州と同じくらい。
起伏は少なく、山と言うほど高い山も無い。
果ても分からないほど広い海から流れてくる気流により暖期と寒期があるが、
暖期は「春」に相当し、寒期は「冬」に近い。しかし雪は降らない。