◆あらすじ◆


この世界には”世界地図”という物が存在せず、
あったとしてもそれは一大陸を”世界”と称しているだけで、
誰一人として広い世界の全てを把握していなかった。

航海技術もようやく進歩してきた頃…大型の船舶もそう多く作られていない時代に、
多くの資産家達は自身の財産を投げ、新たなる”世界”を見出すために大海へ出て行った。
その多くは大志を成し遂げられずに散っていったが、
新興企業により財産を築き上げた豪商、「クルーク・オ・エカキタノシス」という人物…彼は違った。

彼には人一倍強い新しい”世界”への思いがあった…楽園でなくてもいい、地獄だっていい、
私は見たい、私は知りたい、私は伝えたい…
幼い頃彼はある冒険家の著書を読み、それに強い影響を受けていた。
実のところ、彼の住んでいる大陸はその著者が発見したもので、大陸にはその著者の名前が付いている。
別の大陸から両親が移り住み、この大陸で生まれ育ったクルークは自分自身が新しい大陸を発見することに
幼い頃からあこがれていた…それは夢から目標、志へと次第に強くなり、やがて実現へと近づいていた。

まだ若く、仕事をどんどんこなす彼が旅立つのを多くの人が止めたが、結局止めることは出来なかった。
危険であることは知りつつもクルークは自ら船に乗り込み、航海の旅へ出て行ったのだった。

海に乗り出してから幾日も過ぎたある日、来る日も来る日も海しか見えなかった視野の先に、
陸地…いやはじめには陸地ではなく望遠鏡にゴミでも映ったのではないかと思っていた。
しかし次第にそれは目の前に、より確実な物として映った…。
新大陸”ピクシヴ”発見の瞬間だった。

発見からさらにしばらく時間が流れ、多くの資材や冒険者を連れてクルークは再びピクシヴへ戻ってきた。
さあ、この未開の地を切り開いていくのだ…。